寝室のカギ。

かなり前、ハウスメーカーの専属コーディネーターをしていた時の話。

二世帯住宅では、基本的に夫婦の寝室にカギをつけるという事を
暗黙の了解で行なっていたように記憶しています。

で、先日の話。将来旦那様のお母様と同居なさる予定のお家。

基本的にドアのカギをどうするかという様な機能面の仕様は
他のスタッフが担当するのですが、私が打ち合わせに入った機会がありました。

当然私は「寝室のカギはつけますか?」とお尋ねしたのですが

「寝室にカギなんているですか?」
「なんだか、(お姑さんに)よそよそしく思われそうで。」

と、怪訝な表情をされてしまいました。

あちゃー。いらぬお世話になってしまいました。

しかし昔(20年近く前)は、寝室のカギとか夫婦だけのシャワー室とか、二世帯住宅では本当はお嫁さんは
欲しいと思っていても打ち合わせの席では発言できないという事がよくあり、
こちらからご提案すると本当に喜んでもらえることが多かったんですね。

打ち合わせで姑さんの意見ばかりを尊重すると、必ずお嫁さん側からキャンセルの電話がくる、、、。
なんてことをまことしやかに言っていた時代でした。

そういえば、一昔前に比べ、二世帯住宅が少なくなった気がします。
もちろん、私の感想ですから、実際はどうなのかはわかりません。

でも、周囲に聞くと、この頃は、「気を遣って暮らすのは嫌」と発言されているのは、むしろ親世代の方なんだそうです。さらに、「お金は出しても口は出さない」という風潮。
むしろ、お嫁さんの実家側の方があれこれと心配されているケースがあったりします。
昔、義親に苦労した私からみると、本当に羨ましい限りです。

なので、そもそも将来同居してもよいとお互い決めている義親とお嫁さんなら
寝室にカギは必要などとは思わない様な関係なのかもしれません。

時代の変化をなんとなーく(思い込みかもしれないけれど)感じたりできるのも、このお仕事の奥深いトコロだったりいたします。